長く使用していた、お気に入りのやかんを買い替えました。富士ホーローのソリッドシリーズは使い勝手がよく、色もカラフルでおすすめです。
愛用の琺瑯ケトル
キッチンでかかせない調理器具といえば、わたしの場合はケトル(やかん)です。我が家には電気ポットがなく、食事やお茶をするたびにお湯を沸かしています。
使っているケトルは2台。そのうちのひとつ、古いほうの琺瑯製ケトルの痛みが目立つようになりました。
容量は2.3リットル。一見、とくに問題ないようですが、取っ手部分がゆがんでいます。
よく見ると、本体との取付部分に錆びが。ネジもゆるんできており、少々がたつきます。
取っ手は木製。塗装もはがれ、劣化して一部欠けてきました。いまは支障ありませんが、使用中に急に割れたりしたら危険ですね。
ケトルを購入したのは、10年以上前のこと。最初はメインで、もうひとつ1.5リットルのものを購入してからはサブとして使用してきました。
大きさ、重さも手ごろで使いやすく、きれいな白色はキッチンの雰囲気を明るくしていました。
気に入っていたんだけどなぁ…と思いながら、本体ひっくり返すと…
「FUJI」? これがどうやらメーカー名のようです。
琺瑯ケトルの特徴とメーカー
ケトルの素材といえば、ステンレスが多いでしょうか。わたしもメインで使っているものはステンレス製ケトル。あつかいやすく、軽くて丈夫。また錆びにくいので、手入れもしやすいです。
対して琺瑯は、熱の伝わりが良いのでお湯が早く沸き、さめにくいところが特徴。耐久性があり、光沢のある色合いも美しく、人気があります。
しかしステンレス製にくらべると、少し重さがあります。急な温度変化に弱く、手荒にあつかうと、琺瑯が割れたり欠けたりすることも。お値段も、やや高価です。
野田琺瑯
琺瑯のメーカーといえば、まず思い浮かんだのが野田琺瑯です。
80年以上、琺瑯を作り続けてこられた日本のメーカー。調理用具をはじめ、保存容器も人気ですね。わたしもシンプルなホワイトシリーズの容器を使っています。
もちろんケトルもあります。安定感のある形がいいですね。
しかし容量が2.0リットルとのこと。できれば使っていたものと同じ、2.3リットルがいいんだけどなぁ。
ル・クルーゼ
フランス生まれのメーカー、LE CREUSET(ル・クルーゼ)。ずっしりとした鋳物ホーロー鍋が有名ですが、スチールにホーローコーティングの軽量ケトルも作られています。
おなじみの明るいカラーが素敵ですが、これもやや容量が少なめですね。
富士ホーロー
というわけで、使っていたケトルに刻印のあった「FUJI」を調べてみました。
正式なメーカー名は、富士ホーロー(富士琺瑯)です。
こちらも琺瑯作りは70年あまりと、歴史のあるメーカー。
キッチン用品はポップな色合いのほかにも、かわいい柄もの、ムーミンキャラシリーズもあり、種類豊富です。
わたしが使っていたものはというと…ありました!
容量も取っ手もほぼ変わらず。唯一目立つ変更点といえば、蓋の持つところが木製になっていました。熱いときはいつもミトンやふきんでカバーしてつかんでいたので、この変更はうれしいです。
富士ホーローのハニーウェア ソリッドシリーズ
気に入っていた同じタイプのものにしようかと思いましたが、せっかくの買い替え、少し雰囲気を変えてみることにしました。
富士ホーローのソリッドシリーズは、シンプルながらも使い勝手の良いデザインが特徴。
容量は2.3リットル。取っ手・蓋の持ち手は熱くなりにくい樹脂製です。カラフルな色違いがそろっており、迷いましたがライトグレーを購入。
こちらは特別カラーということで、店舗を限定して販売されているとのこと。わたしは以下のリンクのサイトで購入しましたので、ご参考までに。
メーカーの希望小売価格よりお安く、送料も無料なのでおすすめです。
かんじんの使い勝手はというと、いままで使っていたタイプと大きさ・形がほとんど変わらないので違和感なく、良い感じです。
またライトグレーは、光沢がありながらも落ち着きのある色。わたしのなかではまだ以前の白のイメージが残っていますが、そのうち馴染んでくることでしょう。
ふたたび長く持つことを期待しながら、毎日使っていきたいと思います。