傷んだ網戸を張り替えたときの体験談。かんたんな手順、コツや注意点、失敗した話なども。
網戸は自分で張り替えられる！
部屋の換気にはかかせない網戸。とくに気にせず使い続けていましたが、よく見れば小さな穴やほつれが。年々劣化して傷んでくるものなのですね。
気になりつつも面倒で、何年も見て見ぬふりをしていました。が、だんだんと傷みは広がり目立つようになり…。小虫の侵入が気になる大きさになってしまいました。
「思い切って自分で張り替えてみるか！」
…と決意し、実行したのが一昨年。今回はそのときにやらなかった一枚を、手順を思い出しながら再び作業してみました。
また次に張り替えるときの覚え書きもかねて、初心者のかたに参考になればとかんたんにまとめますね。
張り替えの準備
まずは作業場所の確保です。
はずした網戸を平らに置き、作業ができる場所を決めます。
小さい網戸ならベランダで大丈夫ですが、大きい網戸は思った以上に場所を取ります。ホコリが出たり、汚れることもあるのでできれば屋外、なければ室内に新聞紙を敷いたりしてもいいかも。
次に材料・道具の準備をします。
・新しい網
網戸の大きさより少し大きめに切っておきます。
・新しい網押えゴム
こちらも使用サイズよりやや長めに切っておきます。
ゴムの太さは網戸によって違います。購入するときは事前に古い網戸のゴムを少し切り取り、サイズを測ると間違いがありません。迷ったときは太めサイズがよいです。
ちなみに最初わたしはいいかげんに測ってしまい、交換をお願いする羽目になりました。適当はダメ！
・網押えローラー
網戸の張り替えにしか使えない専用道具ですが、購入しましょう。
・網を仮止めするクリップ
大きいものが2個以上あれば安心。
・マイナスドライバー
古いゴムを外すときに使うだけ。なければ別のものでも。我が家はプラスドライバーで代用…。
・ハサミ
網やゴムを切ります。
・カッターナイフ
最後に網を切るときに使います。
・お掃除ブラシ
古い歯ブラシでオッケー。
材料・道具はホームセンターなどで購入できます。通販ではDVD付の便利なセットも。
張り替え作業
はじめてのかたは、小さいサイズの網戸からやってみましょう。
こちらは我が家の風呂場の網戸。よく見ると、ところどころ切れちゃってます。
それではまず、古いゴムの継ぎ目にマイナスドライバーを押し込み、ゴムを外します。
古い網も取り外し、ゴムがはまっていた溝をブラシでお掃除。ホコリをはらいます。
次に新しい網をサッシ枠と平行にして、クリップで仮止めします。
（角部分の網にハサミで切込み入れると、後の作業しやすいということをいまになって気づきました…）
では、ゴムを押し込んでいきますよ。
はじめにドライバーor網押えローラーの反対側にある突起で、ゴムの端を溝にグッと押し込みます。はじまりは角にあわせるのではなく、途中の場所からにしてください。
網押えローラーを使って、ゴムを溝に押し込んでいきます。最初はなかなかうまく入らないですが、ゴムを溝に沿うように置き、ローラーを押し進めます。
写真では奥から手前に引いていますが、逆に手前から奥に進めるほうがうまくいくような気が。慣れてくるとスルスルとゴムが入っていきますよ。
角の部分は網押えローラーの突起でしっかり押し込みます。
対面側を作業するときは、網をやや引っ張るように押さえて作業します。できるだけ網はサッシ枠と平行に。
網にたゆみがあっても後で直せるので、あまり気にせずに進めていきましょう。
最後にゴムの後ろ部分を切って長さを調節。大きなたゆみなく、網を張り替えられたでしょうか。
気になるところがあれば、この時点で直しを。網の端を軽く引っ張ると、部分的にゴムが少し浮き上がってゆるまります。再度網を押さえ、ローラーを使ってゴムを押し込み張り直します。
直しが終わったら、いらない網の部分をカッターナイフで切り取ります。網の端を軽く持ち、溝にそってカッターナイフで切ります。
以上で張り替えは終了です！ おつかれさまでした。
張り替えの注意点
網戸の張り替え自体はサッシ枠に置いた網をゴムで固定するという、難しくない作業です。2回目のわたしは小サイズの網戸だったこともあり、写真を撮りながら20分ほどで張り替えられました。
しかし、はじめてのときは慣れない作業に大苦戦。変に力を入れて押し込んでいたせいか、翌日は全身筋肉痛になりました。
また背丈ほど大きな網戸は、持ち運びや作業場所にも気をつかいます。ひとりで大きな網を引っ張りながら、ゴムを押し込むのはなかなかたいへん。大サイズや複数枚まとめて張り替えするときは、ふたりがかりで作業を分担するほうがよいかもしれません。
あとはできれば暑くなる前、気候のよいときに作業したほうが楽です…って、いまごろ言っても遅いですか？ 思い立ったら早くやってしまいましょう！
まとめ
網戸の張り替え、意外とかんたんに自分でできちゃいます。
経費もほぼ材料費のみでお得ですが、はじめての慣れない作業はやはり不安ですよね。とりあえずは小さいサイズの網戸から、試してみてくださいね。
